「Acidman」


を昨日ネットによりダウンロード。新しいの。とその前のアルバムで
何曲か。前のアルバムのほうがいいっぽい。

実は前から好きで聞いていたりするが俺の周りに好きな人は
ほとんどいない。Acidman のいいところはとにかく 「暗い」 というところかなあ。
あと結構「引き」のよさを理解してるバンドだなあ と あたくしは思うのです。


僕が好きな音楽や映画、小説のキーワードは 「暗い」 
だと思う。 幼少のころ、頭がとても悪く運動も出来ない、しかも宿題を家でやる気
がない怠け者の
いわゆる「ノビタ」だった僕のいいところといえば「無駄な明るさ」と「適度なひねくれ」
だったように思う。小学の時の趣味は「切手収集」 自分で集めた切手を
整理するためのアルバムを制作し主に集めていたのは「戦前普通切手」
「戦後普通切手使用済み、消印」 というひどく暗いセクションで
はあったがとても魅力的であった。 記念切手はには華がある。
様々な催しを記念するネームバリューときらびやかなデザイン。
しかし普通切手にはなんのネームバリューも無くデザインもシンプルな「動植物国宝」
がデザインされている。しかしたくさんの人に使用されるという事実から言いようも無い
「暗さ」と「物語」が含まれている。意味的に普通切手の存在はとても面白い。
無限の可能性を秘めている。

その中での「消印」だが様々な種類が在り最近のはちょっとわからないが 
昔は当然手押しの消印であり「くし型印」 とか鉄道郵便が使われていた時期に押される
「鉄道郵便印」 そして海外向けの「欧文三日月印」 なんで海外に行ったはずの
郵便が日本に戻ってきてるんだろう とマジ ワンダー なわけで。


話はいつのまにかマニアな方向にそれたけど
切手収集の枠組みは非常に「写真制作」に当てはまる。
基本的に撮影は収集でありテーマを持って構成するところや
それを紙の上に並べていくところとか 非常に近い。

今僕がやっている「写真」はまさに普通切手の収集なのです。
どんな消印が押されているのか どんな使用例があるのか
それは定型のしようなのか?イレギュラーな使用なのか
そのエンタイヤ(使用済みの切手の貼られた郵便物)
にかかれた文字は美しいのか どこに送られていたのか
それははたまた恋文だったのか 離婚届けだったのか

ノロイの手紙だったのか。

まさに無限 限られた生きるスペースのなか
テーマを持つことでいくらでも形が見えてくる。

まあまとめれば 「暗い」 小学時代だなあ。